令和 2年 第89回定例会 代表質問 飯田吉則議員

議長の許可を得ましたので、政策研究グループ「グローカルしそう」を代表しまして、飯田吉則、質問させていただきます。よろしくお願いします。
 昨年来、我々のグループでは幾度となく繰り返し質問なりをしてきたわけでございますけども、今回も、しつこいようではございますが、引き続き病院についてと雇用創生協議会について質問させていただきたいと思います。
 まず、新病院のことについてですけれども、新病院についての考え方をもう一度お伺いしたい、このように思います。
 新病院の整備にかかわる基本構想及び基本計画の策定に向けた議論は、令和元年10月7日に市長より委嘱を受けられた有識者や公募市民を構成員とする宍粟市新病院検討委員会によってこの間3回の検討委員会が開催され、議論されております。去る令和2年1月20日、第3回検討委員会の中で、検討委員の方から、新病院の用地は検討事項なのかそうでないのかとの質問が出されました。その際に、当局からは、議会にも説明し、土地購入を先行している。基本的には病院のあり方を検討してもらいたいと答弁されております。あたかも新病院は先行取得した土地での建てかえが決まっているかのごとき答弁がされていましたが、その方針に変わりはないでしょうか。
 次に、臨時議会での土地購入に際しての議論と、その結果を踏まえても、一方的な建設予定地決定はいかがなものかと考えます。市長は、市民を含めた識論を重ねた上で決定していく旨の答弁をたびたび繰り返しされておったと思うんですけれども、その議論は進められたのかどうか、お伺いいたします。
 市民は検討委員会において建設予定地を含む議論がされていることを期待しておられます。それは、1月に開催いたしました議会のわがまちトーク、その中で市民の方々との懇談を行いました。その中で移転新築への疑問や反対の声が多く聞かれたことからも推察できます。市長にはそのような市民の声が届いていないのでしょうか。届いているのであれば、どのように捉えておいでになるのか、お伺いいたします。
 いま一度立ちどまって、慎重な対応を望む声が多いことも考慮すべきではないかと考えますが、どのようにお考えか伺います。
 2番目に、雇用創生協議会とミツマタの郷への対応についてお伺いいたします。
 市長は、雇用創生協議会の補助金不正受給が発覚するや、直ちに協議会の解散を宣言し、そこに雇用されていた職員の方たちに解雇を告げた。そういうことについて、それが適切である対応だったというふうにお考えになっておるのか、お伺いいたします。
 また、解雇で職を奪っておきながら、国への返還金にも応じるように迫っているとお聞きします。それが事実ならば、余りにも理不尽な対応ではないかと、かように思うわけですが、真意をお伺いいたします。
 雇用創生協議会は、宍粟市での雇用をふやしていくことを目的にしたものであります。他の仕事から雇用創生協議会にかわってこられた職員もあったと聞いております。解雇後の身の振り方については対応はできなかったのか、できたのか。雇用契約について何らかの対応はできたのか、できなかったのか。お伺いいたします。
 ミツマタの郷については、協議会の一会員であるとの説明に終始しておりました。これは市の当局がですね。この不正発覚後、一切の作業が行われていない。そこで働かれていた方たちも仕事をなくした状態にある。それについてどのように把握されておるのか、お伺いいたします。
 旧下三方幼稚園を擁する当該地域では、遊休農地での種まきによるミツマタの苗木づくりに取り組まれ、農地の荒廃を防ぐことに意欲を持って取り組もうとされていたやさきの出来事であります。当初、産業部が仲介するような形で当該地域周辺への説明会などが開催されておることから、今後どのような対応を考えておるのか。責任ある対応を求めますが、いかがでしょう。お伺いいたします。
 これで1回目の質問を終わります。 ⇒続きはこちらから