令和 3年 第100回定例会 代表質問 大畑利明議員
会派を代表いたしまして一般質問をさせていただきます。今回は3点の質問をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
まず1点目は、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
冒頭、コロナ禍におきまして、医療に従事をしていただいている方々、あるいはワクチン接種の迅速かつ円滑な推進に御尽力いただいている関係者の皆さん方に心より感謝申し上げたいと思います。
そのような中、兵庫県内で新型コロナウイルス感染が急拡大をしております。9月5日には696人の新たな感染者が確認されております。新聞によりますと、8月28日をピークに減少傾向にあるというふうに言われておりますが、ただ、コロナ病床の病床使用率は75.1%でありますし、うち重症病床は54.9%で緊急事態宣言の目安であるステージ4のままでございます。感染者が入院できず、自宅療養者は4,000人を超える、まさに非常事態にあります。
4回目の非常緊急事態宣言の中でありますが、これまでとは少し様相が違うんではないかなというふうに感じております。それは、感染者の急拡大もありますが、新たな変異株の問題、それと感染者が低年齢化しているという、そういう問題があろうかと思います。宍粟市民の不安は市内の感染状況、あるいは医療提供体制がどのような実情なのか、その点が十分分からないというところに不安があると思います。
そこで質問をいたしますが、本日現在、宍粟市の感染者数の状況、累積及び新たな感染者数について、お知らせをいただきたいと思います。
また、陽性者数の年代別の割合、あるいは感染経路など、そういう点について、どのような傾向を示しているのか。それに対して、市はどのような対策を強化しようとされているのか、お伺いしたいと思います。
特に、医療の逼迫という状況の中で、自宅療養者の死亡、あるいは感染妊婦の問題、そういうものがテレビ、新聞で問題になっておりますが、感染者が入院できない状況が非常に問題だというふうに捉えます。宍粟市の場合、陽性者の入院、あるいは自宅療養などの状況はどうなっているのかお伺いしますとともに、市民の命を守る医療提供体制の充実について、市はどのように考えておられるのか、1点目にお伺いしたいと思います。
二つ目は、土砂災害などの防止対策についてでございます。
近年、台風や前線の影響によります集中豪雨、あるいは局地的な大雨ということで全国的に土砂災害や河川の氾濫などの被害が頻発をしております。宍粟市におきましても、今年8月は記録的な豪雨となりました。これから本格的な台風シーズンを迎えますが、8月の豪雨などから市内には地盤が緩んでいる地域、あるいは土砂災害のおそれのある箇所、そういうものが存在しないか非常に不安でございます。土砂災害及び洪水氾濫などを未然に防止するための取組、それが急務であるというふうに考えます。
ある資料によりますと、近年の台風に伴う土砂災害では、全体の半数以上が土砂災害警戒区域など、あらかじめ土砂災害のおそれがあることが公表されていた箇所で多く発生しているとの報告があります。宍粟市には、数多くの土砂災害特別警戒区域及び警戒区域、レッドゾーンやイエローゾーンの指定がされております。土砂災害及び洪水氾濫等を未然に防止するためにどのような対策、取組によって市民の生命、財産を守る方針なのか、具体策をお伺いしたいと思います。
3点目でございますが、6月の一般質問でもさせていただきましたが、この間起きました不適切な外出支援サービス事業に対する市の対応について、その是非についてお伺いしたいと思います。
市の外出支援サービス事業の業務を請け負っております某タクシー事業者の不正実態が明らかになりました。その実態は、常務員が自身または家族の利用券を利用して虚偽の報告を行い、市に不正な請求を行ったもの、運行状況に矛盾があるもの、運行実態の確認ができなかったものが市に請求されていたなどとの報告を受けております。
これら事業者の不正、不適切業務にもかかわらず、市の対応は事業者に厳重注意処分としております。委託事業は継続させるとの対応を取っておられます。今日は、この市の対応の是非について問いたいと思います。
契約の本則には、委託者と受託者はおのおの対等な立場における合意に基づいて公正な委託契約を締結し、真義に従って誠実にこれを履行するものとあります。同業務委託契約書第6条には、契約の条項に違反したときには、契約を解除すると規定しています。今回の不正事実、契約違反に対してなぜ契約書の第6条を適用しないのか、お伺いしたいと思います。
市は、厳重注意処分を行ったといいますが、当該契約書には契約解除の規定しか存在しないというふうに思うんです。なぜ厳重注意処分を発したのかが甚だ疑問であります。この処分を決定した根拠、その処分を発令した根拠条文、それは何のか、お伺いをしたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。 ⇒続きはこちらから